新型コロナウイルス抗原定性検査キット「イムノエース® SARS-CoV-2 Saliva(2次元コード付)」の使用方法

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【ご注意】
・本製品は弊社から直接販売はしておりません。

・本製品は、テストプレートに2次元コードが印字されており、凸版印刷株式会社が提供するWebアプリケーション「PASS-CODE®」と連携可能な仕様となっております。「PASS-CODE®」の詳細につきましては、凸版印刷株式会社のウェブサイトをご確認ください。

【重要な基本的注意】
・本品の判定が陰性であっても、SARS-CoV-2感染を否定するものではありません。

イムノエース® SARS-CoV-2 Saliva 10テスト(2次元コード付)
(キット構成は「包装一覧」をご確認ください)
テストプレート
(写真はSARS-CoV-2抗原陽性例です)

製品概要

貯蔵方法

2 ~ 30℃で保存
※凍結保存は避けてください。

判定時間

~20分 (20分より前でも判定部 [T] 及び [C]の両方にラインが認められた場合には陽性と判定してください。)

包装一覧
製品名 イムノエース®
SARS-CoV-2 Saliva 
[別売品]
 唾液採取用容器 
規 格 10テスト(2次元コード付) 10本
カタログ番号 IASS2120 ACSW7019
キットの
構成
テストプレート 10個
検体抽出液 10本
<付属品>綿棒(スワブ) 10本
<付属品>ノズル 10個
<別売品>唾液採取用容器 10本

※イムノエース® SARS-CoV-2  Saliva(2次元コード付)に唾液採取用容器は付属しておりません。容器採取法で唾液を採取する場合は別売品の唾液採取用容器、またはご施設でお持ちの滅菌容器等をご使用ください。

別売品として唾液採取用容器をご用意

[使用方法]
容器採取法で唾液を採取する場合は、本製品に1~2mL程度の唾液を採取します。採取後、キット付属の綿棒を唾液に浸し、回転させながら綿球全体に浸みわたらせてください。
唾液採取用容器唾液採取用容器イラスト

イムノエース® SARS-CoV-2 Saliva(2次元コード付)操作方法動画

※上記の操作方法動画に口腔採取法は反映されておりません。

操作方法

イムノエース® SARS-CoV-2 Saliva(2次元コード付) FAQ

このFAQは、あらかじめ検査に関する注意点、使い方等を勉強され、イムノエース® SARS-CoV-2 Saliva(2次元コード付)をご使用される方を対象としております。
検査を実施する際は、医療従事者の不在時における新型コロナウイルス抗原定性検査のガイドラインとイムノエース® SARS-CoV-2 Salivaの添付文書を参照してください。

唾液の採取について

Q. 綿棒の使用に関する注意点等がありましたら、教えてください。

一度使用した綿棒は再使用しないで下さい。
また、軸が折れる可能性につながる為、次の様な使い方はしないでください。

  • 検体採取時に付属の綿棒の軸部分(特に軸の細い部分)に力がかかり過ぎる、強く押す、過度のよじれ、負荷がかかるような使い方。
  • 軸を曲げる、反らす、折るなど意図的な変更を加えること。

Q. キット付属品以外の綿棒でも使用できますか?

キット付属の綿棒をご使用ください。ただし、綿棒に破損や折れ曲がり、部分的な白化、汚れがあった場合は使用しないでください。

Q. 脱脂綿などを噛んで唾液を出しても良いですか?

検体採取の際、脱脂綿は吸水性・吸着性がありますので使用しないでください。

Q. 唾液を採取する際の注意事項を教えてください。

  • 飲食や歯磨き、うがい直後の唾液採取はウイルスの検出に影響を与える可能性がありますので、目安として飲食や歯磨きを行った後30分以上の時間を空けてください。
  • 唾液検体に喀痰等の粘性成分が多量に含まれると反応に影響を与える可能性があるため、自然に徐々に流出する唾液を滅菌容器等又は口腔底(下あごの歯ぐきと舌裏に囲まれた部分)に溜めてください。
  • 脱水等により唾液が出にくい時に採取した唾液を用いた場合、正確な結果を得られない可能性があります。
  • 市販のうがい薬でうがいした場合は、ウイルスの検出に影響を与える可能性がありますので、唾液の採取は控えてください。

Q. 容器採取法に必要な唾液の量(mL)を教えてください。

滅菌容器等に1~2mL程度の唾液を採取してください。
別売品の唾液採取用容器をご使用の方は右図を参照ください。
容器の底から1番目と3番目のラインの間が目安となります。

Q. 口腔採取法について、唾液の採取方法を教えてください。

舌先を上あごに押し当て口腔底(下あごの歯ぐきと舌裏に囲まれた部分)に唾液を溜めます。
溜めた唾液にキット付属の綿棒を10秒以上浸し、その後5回以上回転させながら綿球全体に浸みわたらせてください。
綿棒を舐めたり、噛んだり、口腔内を擦ったりしないでください。

Q. 口腔採取法について、唾液の量はどの程度溜めれば良いですか?

キット付属の綿棒の綿球全体に浸みわたらせることができる量の唾液を溜めてください。

Q. 唾液を採取した際に、喀痰が検体に含まれてしまいましたが、検査に影響はありますか?

喀痰等の粘性成分が含まれると反応に影響を与える可能性があります。喀痰が唾液に含まれている場合につきましては、唾液を再採取してください。

Q. 唾液を採取した際に、血液が検体に含まれてしまいましたが、検査に影響はありますか?

調製後の試料が写真のようなピンク色より薄ければ、問題なく検査を実施できます。それ以上濃くなりますと、正しい検査結果が得られない可能性がありますので、可能な限り血液が混入しないよう検体採取を行ってください。

Q. 採取した唾液、または調製後の試料は、どのくらい保存できますか?

採取した唾液、及び調製後の試料は、保存せず、出来る限り早く検査を実施してください。

操作について

Q. 検査は屋外で実施しても良いですか?

検査は室内で実施してください。

Q. あらかじめアルミ袋からテストプレートを出しておいても問題はありませんか?

テストプレートは吸湿すると品質が劣化し、正しい検査結果が得られませんので、アルミ袋は使用時まで開封しないでください。
また、取り出したテストプレートの試料滴下部、および判定部を直接手などで触れないようご注意ください。

Q. 滴下した液滴に泡が含まれていましたが問題はありませんか?

20分たっても判定部[C]に黒色のラインが認められない場合は、その検査は無効です。
新しいテストプレートに滴下し直してください。

Q. 滴下数が4滴以上になってしまった場合、問題はありませんか?

滴下数が4滴以上となった場合は正しい結果が得られません。
3滴の試料滴下を守って新しいテストプレートに滴下し直してください。

Q. 試料滴下後の注意点を教えてください。

判定結果に影響を及ぼす可能性があるため、次の行為はしないでください。

  • テストプレートを動かす
  • テストプレートの試料滴下部および判定部を触る
  • テストプレートの開口部をシール等でふさぐ
Q. 判定時間20分以降に判定しても良いですか?

判定時間を過ぎたテストプレートは、乾燥等により結果が変化する場合がありますので、判定には使用せず、再検査をしてください。

測定結果の判定について

Q. ラインが均一ではないが、問題はありませんか?

ラインの濃さにムラがあるものや途切れているものもラインとしては有効です。
しかしながら、判定が困難な場合には、速やかに医療機関を受診するようにしてください。

その他

Q. 製品はどのように保管すれば良いですか?

  • 品質の低下を防ぐため、高温多湿及び直射日光を避け、2〜30℃で保存してください。
    本品を冷蔵保存していた場合は冷蔵庫から出して30分以上放置し、室内温度に戻してからご使用ください。
  • 小児の手の届かない所に保管してください。

Q. 使用予定のないテストプレートや検体抽出液容器を誤って開封した場合、どのように保管すれば良いですか?

開封した場合は保管できません。

Q. 試料や検体抽出液をこぼした場合の対処方法を教えてください。

次亜塩素酸ナトリウム、消毒用エタノール等ですみやかに消毒し、拭き取ってください。

Q. 検体抽出液が目や口に入ってしまいましたが、どのように対処すれば良いでしょうか?

誤って目や口に入ったり皮膚に付着した場合には、直ちに多量の水で15分以上洗い流してください。
異常があれば、医師の手当てを受けてください。
また、衣服についた場合には、付着した部分を石鹸水、または多量の水で十分に洗い流してください。

Q. 使用期限が切れたキットも使用できますか?

使用期限が切れたキットは使用しないで下さい。

Q. 新型コロナワクチンを接種したのですが、検査に影響はありますか?

検査に影響はありません。

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